『Fate/Zero』に触れた方へおすすめしたい! つなコン・起点
繋コンボとは
つながりコンボ。略して つなコン。
既知の作品を入口として、新たな作品をおすすめする企画。
ジャンルの垣根を越える、越境比較レビュー。
面白かった!
さて、そろそろ寝るか。
今度友達に話そう!
などと言って、作品を息抜きや話の種にしか活用していないそこの貴方。
もったいないと思いませんか?
そこで生まれた興奮を、没頭を、満足感を、その場限りで収めてしまうなんて。
得られた感動を活かしたい。そう思った貴方に「繋コンボ」を提案させて下さい!
「強くてニューゲーム」ならぬ「面白くてリスタート」。
何に繋がっても良し。漫画、小説、アニメ、映画、ドラマ、演劇、ドキュメンタリー、音楽、ゲーム、配信動画、書籍、論文、随筆、詩、写真、絵画等芸術作品……等々。
感動や学びの有機的連鎖を目指そう!
どんな繋がりに惹かれるか、自己分析に活かしてみても良し。
『Fate/Zero』に触れた方へ、以下の作品をおすすめしたい! 起点コンボ
経済は「競争」では繁栄しない 信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学/ポール・J・ザック
繋コンボレビュー
・昇華コンボ! 『Fate/zero』のような生存競争で興奮している人に突き付けてみたい一冊。
紹介
・メディア:本
・ジャンル:神経経済学。
・著者:ポール・J・ザック、柴田裕之(訳)、ダイヤモンド社。
・内容:“勝者総取りのゼロサムゲームから抜けだし、信頼と共感に基づく持続可能な繁栄へと至るメカニズムを解き明かした、探求の書”(by 柴田裕之)。
カバーそで部分の紹介が素晴らしく簡潔に纏まっていたので引用せざるを得なかった!
随筆メモ
・第一刷を読了。
・化学伝達物質オキシトシンと道徳的心理の関係性、実験とそのきっかけとなった着眼点、信頼や共感に基づいた経済活動の合理性とその推奨、といった内容が大部分を占める。
・関連性が窺える人物・集団・歴史的事件・動物の生態を、実験対象や話の例として多く持ち出しており、広い視野を感じる。
・非常に科学的な知見に見え、話の根拠として十分に緻密な一冊に思える。なお非科学者であるよしやの主観的な印象。
・テーマ自体がメンタルケアとして有意義。道徳と経済は両立できる!
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・『神経経済学』に繋がる作品まとめ(to 神経経済学)
>>>到点『経済は「競争」では繁栄しない/ポール・J・ザック』(神経経済学をおすすめ)繋コンボ!
・『神経経済学』から繋がる作品まとめ(from 神経経済学)
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Fate/strange Fake
繋コンボレビュー
・メタコンボ! 『Fate』シリーズのスピンオフ作品。『Fate/Zero』の登場人物や関係者が数人登場。
サーヴァントが13人登場という選り取り見取りな作品。
ギルガメッシュ再び。戦いの開幕から意想外の動き。
『zero』で得た昂揚感を彷彿とさせる怒涛の展開。
紹介
・メディア:小説、漫画。
・ジャンル:伝奇、アクション、群像劇、ライトノベル。
・著:成田良悟、KADOKAWA。漫画:森井しづき、TYPE-MOON。
・ストーリー:アメリカで勃発する「偽りの聖杯戦争」。無数の思惑が交わる魔術師達の戦いが始まる。
随筆メモ
・小説(5巻まで)既読。
・スピンオフ作品。原作者監修という安心設計。作者がまさかの成田良悟で個人的に驚愕と歓喜。
・一巻の序盤まではあまり気乗りしないまま試し読みの感覚で読んでいたが、登場人物が出揃うにつれのめり込んでいった。
・マスター&サーヴァントがシリーズ総勢まさかの13組。登場人物が多過ぎてゴチャゴチャするかと思いきや、案外円滑に読める。
・展開が予測不能。それでいてバトルが派手で、盛り上がりが素晴らしい。
・主人公のような立ち位置のキャラクターが三人ほど居る。どんな結末に着地するのか楽しみ。
・『Fate』シリーズ準レギュラー? ギルガメッシュ登場。『Fate/Zero』に近い存在感で格好良い。
・脇役として登場するウェイバーの存在も嬉しい。
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・『Fate/sF』に繋がる作品まとめ(to Fate/sF)
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ぼくらの
繋コンボレビュー
・ストーリーコンボ! ヘビーな展開。悲劇のカタルシスを味わいたい方におすすめ。
紹介
・メディア:漫画、アニメ、小説。
・ジャンル:SF、ロボット、群像劇。
・エッセンス:少年少女、子供、決闘、代償、不可避、家族、悲劇。
・原作漫画:鬼頭莫宏、小学館。アニメ:GONZO、森田宏幸。小説:大樹連司、小学館。
・ストーリー:謎の男にゲームの誘いを受けた子供達は、訳も分からぬ内に巨大ロボットに乗せられ、命を賭した戦いに身を投じる事となる。
こんな人におすすめ
・悲劇やバッドエンドに耐性がある。
・自分の「子供」の部分や「大人」の部分と向き合いたい。
・死と向き合いたい気分。
・多様な人間性や価値観が見たい。
随筆メモ
・漫画を既読。
・命の尊さを切実に訴える作品。残された命をどう使うか。約束された死から生を考えさせられる。子供達の生き様を見よ。
・悲痛な感触が多めのため、悲劇に耐性のある方向け。
・子供達の心が尊く、美しい。
・大人達の奮闘も丁寧に描かれていて心の琴線に触れる。
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・『ぼくらの』に繋がる作品まとめ(to ぼくらの)
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辺境の老騎士
繋コンボレビュー
・作風コンボ! 設定が緻密なファンタジー。
・キャラクターコンボ! 『Fate』英霊達のキャラクターが好きな人にお薦め。彼らの古風な言動、空気感が好みな人にジャストミートし得る世界観や登場人物達。彼らが仮に主人公バルドと相見えたなら。ライダーやセイバーは客人としてもてなし、ランサーは戦友になるか、もしくは忠誠を誓ってしまいそう。アーチャーでさえもその存在を無下に扱ったりはしないのでは。等という妄想を思わずしてしまうような風格がバルドにはある。
バルドがサーヴァントになっても違和感がない。クラスはセイバー、パラメータは筋力・幸運・宝具に優れ、宝具は馬・剣・腕輪・仲間達……。妄想が止まらない。
紹介
・メディア:ウェブ小説、書籍、漫画。
・ジャンル:ハイ・ファンタジー、短編シリーズ。
・エッセンス:旅、騎士、高齢、食、伝説。
・制作:原作ウェブ小説/支援BIS。書籍/支援BIS、KADOKAWA。漫画/菊石森生、講談社。
・ストーリー:老いた騎士は死に場所を探して旅に出る。相棒の馬を供に、珍しい風景や食べ物を巡る気侭な旅路。しかし、それは大いなる冒険の幕開けだった。
こんな人におすすめ
・正統派ファンタジーが読みたい。
・道徳的な物語が読みたい。
・冒険活劇が好み。
・高齢者の活躍が好ましい。
・グルメな表現が好み。
・長編が苦手な人。話を飛ばしても良いとまでは断言できないが、ほとんど一話完結の構成となっているため、読むテンポは作り易いはず。
随筆メモ
・老いた騎士の生き様を見事に描き切った壮大な異世界ファンタジー。実は飯テロ。
・旅路で見えてくる人の在り方や世界の神秘から、人の生について考えさせられる作品。
・登場人物が魅力的に尽きる。主要人物以外にもちゃんと生きている空気を感じる。
・着眼点が細やか。その上過不足をほとんど感じない。
・読む際の難点がほとんど思い付かない。
・結末の充足感を思い返すだけでも胸が一杯になる。
・小説の中では個人的に一押し。これほどの充足感を与えてくれた作品はそう無い。これほどの感動がネットで無料でも味わえる驚き。
小説家になろう 作品ページ/作者のマイページ
カクヨム 作品ページ/作者ページ
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・『老騎士』から繋がる作品まとめ(from 老騎士)
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マージナル・オペレーション
繋コンボレビュー
・エッセンスコンボ! 衛宮切嗣のミリタリーな技術や価値観が好みの方に『マジオペ』をおすすめ。
・キャラクターコンボ! 衛宮切継のように幸せが苦痛な自罰系人物が気になる方に、主人公アラタをおすすめ。切継よりも穏和な言動。しかし冷徹な合理性は近しい物を感じる。戦争を嫌いながら戦いに身を投じ続ける点も同様。戦果の規模や外聞的には「子供使い」アラタの方がヤバめ。一方で、アラタの方が少しずつ世界を救っている感があり、なおかつ所々で幸せそうなので、切継への憐憫が倍増。
紹介
・メディア:小説、漫画。
・ジャンル:ミリタリー、傭兵、子育て、旅、SF。
・制作:原作小説/芝村裕吏、しずまよしのり(挿絵)、星海社FICTIONS。漫画/キムラダイスケ、講談社、アフタヌーンKC。
・ストーリー:民間軍事会社に転職してしまったアラタ。オペレーターとしての訓練に励む中、彼は自分が指揮する少年兵達と出会う。
こんな人におすすめ
・ミリタリーオタク
・アジアが好きな人(舞台の変遷:中央アジア→日本→東南アジア→東アジア)
・子供好き(人によっては読むときついかもしれないので注意)
・善意や正義に関わる葛藤やコンプレックスを持つ人
随筆メモ
・小説と漫画を既読。
・個人的には小説推し。情報量、テンポ、キャラクターデザイン、空気感を鑑みて。加えて、ジブリールにコスプレなんかをさせた漫画関係者達は罪深い……。
・独身男性の子育て奮闘記。なお少年兵。
・国際性豊か。それでいて穏やかな気性の日本人主人公の一人称視点であるため、日本人にとって読み難いという事は無いはず。
・しっかりエンタメ作品なのであまり気張る必要はないが、不意に訪れる悲劇には注意。戦争映画の人死さえキツいという方は楽しめないかも。
・架空の歴史が混ざってくるため、「歴史を学ぶ」という意図にはそぐわないだろうが、「歴史を作る」という事については割と考えさせられる物語。
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・『マジオペ』に繋がる作品まとめ(to マジオペ)
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龍盤七朝 DRAGON BUSTER/秋山瑞人
繋コンボレビュー
・作風コンボ! 設定が緻密なファンタジー。
・エッセンスコンボ! 言峰綺礼の八極拳が気になった方におすすめ。超人功夫アクション。
紹介
・メディア:小説。
・ジャンル:中華風ファンタジー、アクション、功夫、剣劇、貴種流離譚、ボーイミーツガール、群像劇、ライトノベル。
・制作:秋山瑞人、アスキー・メディアワークス(電撃文庫)。
・ストーリー:被差別民族の末裔 涼孤と第十八皇女 月華の出会いに端を発する物語。
こんな人におすすめ
・中華風ファンタジーが読みたい。
・武術、カンフーが好み。カンフーを「読み」たい。
・群像劇が読みたい。
・硬めの文体が好み。
・卑屈なキャラが気になる。
・猪突猛進キャラが好み。
随筆メモ
・書店にて格好良いような陳腐なようなタイトルが気になり手に取ったのが出会い。未だに己の好奇心と幸運に感謝する。
・ライトノベルでこんな文章が読めるのか、と茫然とした思い出。詩的な美しさも垣間見える緻密な文章。興味深いキャラクター。王道を煮詰めて見事に再加工しており、ありきたりじゃない上に目を離せない展開。小説でアクションが面白いだけでも十分稀有なのに、細部に渡って完成度が高く素晴らしい。一冊目にして秋山瑞人の名前を覚えてしまった。
・糞まみれの女剣士が暴れ回る幕開けが鮮烈。
・人の才能が開花する瞬間が鳥肌物。
・カンフーを功夫と漢字で呼びたい重厚な世界観。功夫という文化の土台としての奥深さを感じた。
・続巻を待って幾星霜。2020年現時点で、2巻の発売からもう8年になりました。遅筆で有名な作家さんだそうですが、さすがに……、いや、私は諦めない。が、なぜ自分ばかりこんな想いをしなければならないのか。道連れを増やしたいので拡散希望。未完ながらおすすめである事は間違いない。
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・『ドラバス』に繋がる作品まとめ(to ドラバス)
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亜人
繋コンボレビュー
・ストーリーコンボ! ヘビーでハードな展開を好む方におすすめ。
紹介
・メディア:漫画、アニメ、実写映画など。
・ジャンル:アクション、バイオレンス、現代SF、青年漫画。
・エッセンス:亜人種、差別。
・制作:原作漫画/桜井画門、講談社。アニメ/瀬下寛之、安藤裕章。
・ストーリー:不死身の人類「亜人」の存在が確認されてから17年。高校生の永井圭は交通事故に遭い、自身が亜人である事が発覚。日常は失われ、激動の人生が幕を開ける。
随筆メモ
・漫画、アニメ既見。
・どちらかというと漫画派。アニメはオリジナル展開で若干異和感を覚えた。しかしアクションは両作品とも素晴らしい。
・主人公のキャラが良い。頭脳明晰かつ超合理的、それでいて時折人情が垣間見える。
・悪のカリスマ 佐藤も魅力的。暴力とユーモア、高い戦闘能力。常に笑みを浮かべており、緩い雰囲気でとんでもない凶行に及ぶ。稚気のある狂人。安っぽい人格には見えない点も良い狂人。
・犠牲者多数の血みどろアクション。
・主人公の母や亜人 田中がお気に入り。
灼眼のシャナ
繋コンボレビュー
・ジャンルコンボ! 現代ファンタジー×アクション。
・作風コンボ! 設定が緻密なアクションファンタジー。
・世界観コンボ! 現代、歴史的背景、複雑な勢力図。現代とファンタジーが交わる広大な世界観。
紹介
・メディア:小説、漫画、アニメ、ドラマCD、ゲーム。
・ジャンル:現代ファンタジー、アクション、高校生、ボーイミーツガール、ラブコメ。微笑ましいラブコメ要素は中盤まで、後半はほぼ戦争。
・エッセンス:闘い、愛、成長、旅立ち、思春期、異能バトル、定住型ヒーロー、人喰いの怪人、暗闘、世界の均衡、複雑な勢力図、長命、陰の歴史、「萌え」と「燃え」。
・制作:原作小説/高橋弥七郎、アスキー・メディアワークス(電撃文庫)。
・ストーリー:少年は非現実的な怪物に突如襲われ、そして名も無き少女に救われる。少女からこの世の真実を聞かされ、少年は否応なく非日常を生きることとなる。
随筆メモ
・ライトノベルの金字塔の一角。
・小説、アニメ、漫画を既見。
・個人的には小説がおすすめ。この作品の妙を映像で表し切るのは困難。
・作者が謳う「痛快娯楽アクション小説」の看板に偽り無し。戦いの被害が単純な人命だけでない緊張感。熱い闘いの中にロマンスが絶妙に融合。
・進む毎に壮大になっていく物語と、それに伴って大変な数となっていた伏線の大回収劇は圧巻の一言。
・硬派オタクのつもりだった私も萌えを認めざるを得なくなった作品。
こんな人におすすめ
・娯楽小説が読みたい。
・社会的背景や歴史的背景のある現代ファンタジーが好み。
・成長のある物語が好み。
・思春期の繊細な心模様が見たい。
・熱くなりたい。
・甘酸っぱい気持ちになりたい。
・バトル漫画が好み。
・異能バトルが好み。
・濃厚なアクション描写が好ましい。
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・『シャナ』に繋がる作品まとめ(to シャナ)
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BIOMEGA バイオメガ
繋コンボレビュー
・エッセンスコンボ! ハードなアクションを好む方におすすめ。
紹介
・メディア:漫画。
・ジャンル:ハードSF、アクション。
・著:弐瓶勉、講談社、集英社。
・ストーリー:未知のウイルスにより人類の多くが醜悪な歩く死人と化した世界。ウイルスの適応者を探して、「合成人間」庚造一はとある人工島に足を踏み入れる。
随筆メモ
・高度なSF要素で構築された娯楽漫画。
・初めて読んだ時はほとんど何も理解できなかったが、ビジュアルやテクノロジー、アクションが格好良くて印象に残った。数年を置いて購読し、注意深く読み直してようやく展開を理解。
・読者を選ぶ作品だと思われるが、脱落者の何割かは後で戻ってくるはず。
魔法少女まどかマギカ
繋コンボレビュー
・ストーリーコンボ! ヘビーな展開が好きな方、悲劇のカタルシスを味わいたい方におすすめ。望みを叶えるため戦いに身を投じる少女達。
紹介
・メディア:アニメ、アニメ映画、漫画。
・ジャンル:現代ダークファンタジー、魔法少女、SF。
・制作:原作アニメ/シャフト、新房昭之、虚淵玄、蒼樹うめ。
・ストーリー:過酷な運命に翻弄される少女達を描く物語。鹿目まどかは言葉を喋る不思議な動物と出会い、魔法少女になるよう勧誘を受ける。
随筆メモ
・アニメ視聴。
・当初はキャラクターデザインが好みでなくて倦厭していたが、劇場版の発表を切っ掛けに視聴し、心の琴線をぶっ叩かれる。デザインにはこんな活かし方があるのか、と啓蒙された感覚。
・第一印象とストーリー展開のギャップが凄まじい。
・アクションが格好良くシンプルに燃える。
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進撃の巨人
繋コンボレビュー
・ストーリーコンボ! ヘビーな展開が好きな方におすすめ。
・作風コンボ! 設定が緻密なファンタジー。
・世界観コンボ! 歴史背景があり、勢力図が複雑。
紹介
・メディア:漫画、アニメなど。
・ジャンル:ダークファンタジー、アクション、パニック、ホラー。
・制作:原作漫画/諫山創、講談社。アニメ/WIT STUDIO、荒木哲郎、肥塚正史、小林靖子、澤野弘之。
・ストーリー:「巨人」の存在により絶滅の危機に瀕していた人類は、「壁」の中に籠る事で平和を享受してきた。100年の時を経て安寧は崩壊、少年は巨人への復讐を誓い兵士となる。
随筆メモ
・漫画、アニメ既見。
・漫画を先に読んだはずだが、当時はそんなに心に刺さらなかった。しかし後に見たアニメのクオリティが素晴らしく、一気に魅了されファンになった。よって、個人的にはアニメを見て物語の概要や登場人物を把握してから漫画を読んだ方が入り易いように思う。
・予想できない展開が多く、まるで急展開ばかりのような印象。世界観の進展も著しい。
・シンプルに巨人が恐ろしく、人類の先行きが不安。
・閉ざされた社会の閉塞感や緊迫感。
・多様な人々。奮闘や迷走までもが様々。
・立体機動が格好良い。
・立体機動しかり、巨人の暴力しかり、多くのアクションにどこか爽快感が混じる。
・グロテスクに多少でも耐性がある方なら非常にお薦め。
こんな人におすすめ
・シンプルなスリルを味わいたい。
・複雑な情勢を楽しみたい。
・ミステリーが好み。
・多様な人間性や価値観が見たい。
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・『進撃』に繋がる作品まとめ(to 進撃)
>>>到点『進撃の巨人』(進撃をおすすめ)繋コンボ!
・『進撃』から繋がる作品まとめ(from 進撃)
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DARKER THAN BLACK ダーカーザンブラック
繋コンボレビュー
・ジャンルコンボ! ファンタジー×アクション。
・キャラクターコンボ! 衛宮切継のようにアウトローなキャラクターが好みの方に、主人公 黒をおすすめ。組織の暗殺者。
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紹介
・メディア:アニメ、漫画。
・ジャンル:ファンタジー、SF、アクション。
・制作:原作アニメ/BONES、岡村天斎。漫画/野奇夜、岩原裕二。
・ストーリー:10年前、世界に突如として未知の領域が出現し、同時に「契約者」と呼ばれる超能力者達が現れ始めた。契約者達を利用し、各国の組織が暗躍する。主人公 黒は、そんな秘密組織のエージェントの一人である。
随筆メモ
・合理的思考しか持たないという契約者達の設定が面白い。
・作品全体が概ね落ち着いた印象。闘いの最中にもどこか静けさがある。
・一期『黒の契約者』は殆どが前・後編構成であるため、冗長に感じる時もあるが話は奥深くなって良い。
・頭空っぽの状態では魅力が伝わり切らない作品。設定や空気感に頭が馴染んだ2週目からが面白い。
・主人公が操る電撃に無駄な発光が無くて良い。地味だがリアリティを感じる。
東京喰種 トーキョーグール
繋コンボレビュー
・世界観コンボ! 歴史的背景、複雑な勢力図。
・ストーリーコンボ! ヘビーな展開が好きな方におすすめ。
・演出コンボ! 血生臭い。
紹介
・メディア:漫画、アニメ、実写映画など。
・ジャンル:青年漫画、現代ダークファンタジー、バトル、バイオレンス、ホラー。
・エッセンス:文学青年、カニバリズム、異種族間闘争。
・制作:原作漫画/石田スイ、集英社。アニメ/ぴえろ。実写映画/萩原健太郎、窪田正孝。
・ストーリー:人喰いの亜人種「喰種」が存在する世界。文学青年の金木研は、ある出来事を境に喰種となってしまう。残酷過ぎる現実に放り出された青年の命運や如何に。
随筆メモ
・漫画、アニメ既見。
・個人的には漫画推し。
・文学青年である主人公の感受性が豊かで、類似のキャラクターはそういない。
・物語の俯瞰が難しい。細かな描写がグロテスクで恐ろし気な上に、ストーリー上もミステリーや狂人の奇行が目立ち、さらには勢力図が複雑。
・しかし、成り行きとしてはシンプルに人命や倫理に関わる葛藤や衝突が多く、取るべきリアクションは分かり易い。垣間見える人々の思想や思惑も、善悪それぞれが際立って見える。
・バトル物としては、各キャラ固有の能力や武装が目を引きつつ、常套戦術や集団戦術など体系的な戦法も多く描かれており、戦闘描写にリアリティを感じられる所が多い。
・グロ注意。
・アニメOP曲が好き。
ベルセルク
繋コンボレビュー
・作風コンボ! 設定が緻密なファンタジー。
・ストーリーコンボ! ハードな試練、ヘビーな展開。
紹介
・メディア:漫画、アニメ、ゲーム。
・ジャンル:ダークファンタジー、中世西洋風、冒険活劇、怪物退治、復讐劇。
・制作:漫画/三浦建太郎、白泉社。
・エッセンス:剣、怪物、旅、戦争、悲劇、強大過ぎる敵、魔法。
随筆メモ
・漫画、アニメ既見。
・中世西洋の暗黒面を描写? 現実主義寄りなファンタジーファンにもおすすめ。
・マッチョな主人公。人生が過酷過ぎて同情。
・時折出てくるエログロにさえ引っかからなければ、この壮大な物語の結末が気にならない人はいないはず。まだ読んだ事のない人もぜひ試してみて、共に続巻を待ちましょう!(道連れ歓迎)
―追記―
・作者急逝につき絶筆。ご冥福を祈りつつ、素晴らしい作品を残してくれた事への感謝も捧げたい。
ワンダと巨像
繋コンボレビュー
・ストーリーコンボ! 悲劇のカタルシスを味わいたい方におすすめ。
紹介
・メディア:ゲーム。
・ジャンル:アクションアドベンチャー、ファンタジー。ダークとまでは言わないが明るくもない。
・制作:ソニー・コンピュータエンタテインメント。
・ストーリー:主人公ワンダは少女の魂を取り戻すため、禁足地とされる「古の地」の祠を訪れる。そして大いなる存在の声に導かれ、ワンダは16体の巨像に挑む。
随筆メモ
・ゲーム自体は未プレイ。動画サイトのプレイ動画を視聴。
・ゲームデザインに唸った。操作が少々難しいらしいが、そこまでもデザインの一環に思える世界観。
・気が長くない方はご注意。
・最小限のストーリーが美しい。
おわり。
皆様の充実した喜びを願って。