試み:随筆メモ

試み

随筆メモとは

レビュー未満にして、感想と≒(ニアリーイコール)な表現。
文字通りメモの類。感想が多く含まれるが、結論ではないつもり。できれば随時更新していく予定。
もし読んで不快に感じてしまうような事があったら、そんな結果は筆者の本意ではないのでスッキリ忘れて頂きたい。


 

本などを紹介したい。でもレビューは難しい。
記憶力に乏しく思考もゴチャついている私には、話を過不足無く整理するという行為が困難です。ついでに国語力も怪しいので、表現力で読ませる手も使えません。基礎学力が不足しているわけです。
要点を纏められたら個人的にも有益なはずだが、そんなこんなで上手くいかず、やる気も湧かない。さて、どうしたものか。

といった感じの悩みを結構長い間抱えていましたが、不意に閃きました。
レビューじゃなくても、リアクションで良くない? と。

最近、主に海外のユーチューバーの方々が配信している、音楽やアニメ、ゲームといった物のリアクション動画を良く見ます。言葉は分かりません。しかし誰かが自分と同じ物に興味を持ち、それを体験し、時に情熱的に、ある時は淡々と、またある時はわざとらしく、リアクションをしている姿に、不思議と面白味や安心を感じます。
国内のゲーム実況なんかもちょくちょく見ます。ゲームのストーリーが見たい時や、自分の好きなゲームを他人がどのようにプレイするのかが気になる時、自分が動揺する場面で他人はどんなリアクションを取るのかが気になる時、などですね。他で聞いた表現ですが、「ゲームセンターで他人のプレイを眺める感覚」というのもまさに当てはまります。
そして、そんなリアクションや実況とは別に、ただ読書している姿を映すだけの、作業用と称した読書動画なんて物もありますよね。私はまだ活用した事がないのですが。でも、「集中力が伝播する」現象が科学的にも確認されているらしく(『ヤバい集中力 一日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45 著:鈴木祐』177P参照)、この種の動画は実際に有益である可能性が高いと思われます。

これらの例から、リアクションをしている姿にも、声だけのリアクションでも、リアクションをしていない姿ですらも何らかの効果があるのだとしたら、文字だけのリアクション記事にだって何らかの意味は生じるんじゃないか? と考えました。

というか、レビューという行為の中にも少なからずリアクション要素は入りがちですよね。よく思い返して見ると、レビューには「内容」「感想」「評価」の3つの要素が主に求められていて、これらの配分と言葉の修飾でレビューの質が決まる気がします。この中の「感想」はリアクションとほぼ同義?と言って良いかは分かりませんが、ほぼ同類と言えばあながち間違いではないでしょう。

そして、私は「感想」5:「内容」4:「評価」1 という目安で記事を書いていこうと思っています。「評価」の割合が小さいので、「レビュー」と呼ぶのは不適切。よって、私が何かを対象として言及する記事は、ほぼ「感想」及び「リアクション」記事である、と主張しておきます。

こんな事に焦点を当てて言及している人を、私は他に見た事がありません。でも、それは恐らくただの世間知らずであって、自分が第一人者、なんて事は期待しないようにします。しかし、もしかすると、誰かにとっての新視点をこの場で提供できたなら面白いなぁ。などと考えたら、自分の思考を発信していく事がとても有意義な気がしてきました。

そんなわけで、これより、「随筆」と題したリアクション記事を投稿していきたいと思います。
前述の通り、「感想」5:「内容」4:「評価」1 の割合を目安にしたいと考えています。主観的な感想をメインに、内容の要約や引用を添えて読者の主観(つまり私にとっての客観)が損なわれないようにし、評価は話の流れで結果的に生じるおまけのような物で、それが客観性の保証された普遍的な真実などでは決してない。という考え方で記事を書いていく所存ですので、この点ご理解頂ければ幸いです。

当人としては、簡易なアウトプットとして記憶の定着や頭の整理に効果がある事を期待します。
読者の方に対しても、私の思考が参考になったり、逆に反面教師になったり、漠然と面白かったり、読書や映像鑑賞中に不意に訪れる孤独感を和らげたり、といった影響を与えられたら良いなと考えています。あとは前述のように、誰かの中に良質な新視点が生まれる事も期待したいですね。

そんな訳で、今後気が向いた時に随筆記事を投稿していくので、良かったらお試し下さい。

 

余談

前提部分について少し思う所が浮かびました。
記憶力が悪いと自覚しているのなら、ダラダラ気落ちするよりさっぱり記憶力の向上を目指す方が健全ですね。そして記憶力向上を目指すのなら、情報を覚え易いように整理したり表現を考えたり工夫するのも自然な成り行き。他の良案が思い付かないなら、持っている手札で工夫を凝らすのが唯一にして最善。というわけで、レビューの作成にもぼちぼち挑戦して良し。

よし、苦手分野を克服する動機付け完了。これにより苦手意識が緩和、した気がする、かも? まぁ、もっと気が向いたら挑戦する可能性は生まれました。
これだけでも文章化した甲斐があるというもの。あくまで私的な事で申し訳ありませんが。いや、私的な部分を晒すのがリアクションだろうから、これも正しいのか。

本日はこれにて。

 

追記

やっぱり随筆メモと改題します。

思った以上に感想を書くだけでも気苦労が多い。文章量を搾り出すのもきついし、纏まりの無い文章を見せるのもやっぱり気不味い。随筆という題目から自分の文章センスに注目されてしまう展開もあまり好ましくない。

そこでまた閃きました。メモって事にすれば不格好でも許されるだろ! と。

少し前に『メモの魔力』(著:前田裕二)という本が売れたらしいですね。ちょっと立ち読みしたり評判を聞きかじったりしただけですが、メモという行為に関心を持つ人が結構多い事が発覚しました。
加えて、メモ書きという前提なら押しつけがましくないし、他人に文句を言われる筋合いもない。個人的嗜好の発信として最強では?

そういうわけで、『随筆メモ』をよろしくお願いします。

 

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