それでも夜は明ける〜権威〜

閃き映画で心理学
心理学

本日の心理学 権威


本日の心理学は権威についてです!

参考の本は「影響力の武器」

参考映画は「それでも夜は明ける」

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権威って?

 

あなたはテレビを見ますか?

例えば、テレビではよくコメンテーターが出てきますよね。

そのコメンテーターの方には肩書きがあるはずです。

なので、映った時には肩書きが映し出されます。

それは〇〇大学であったり、〇〇研究所であったりと。

そして、彼らは思い思いのことを言います。

ここで一旦、流れを整理しましょう。

あなたは、「肩書きを認識した後」にコメンテーターの意見を聞きますよね。

この流れが大事です。

ここで質問ですが、あなたは「〇〇大学出身だから、、、〇〇研究所だから」という理由で、コメンテーターの言っている事を信じるでしょうか?

 

では、逆にこの肩書きがなかった時のことを考えてみましょう。

例えば、〇〇県の〇〇さんという肩書きだったとします。

同じ内容であなたは信じるでしょうか?

 

きっと肩書きがない方は信じないで、ある方を信じるはずです。

なぜなら、人は「権威」に従いやすいからです。

人は肩書きに左右される。これが権威です。

権威に関する実験

 

ここで、権威に関する実験として、「ミルグラム実験」(イェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラム)を紹介致します。

 

この実験ではある問題に回答する回答者がいます。

そして、回答者が間違えた場合、参加者は回答者に対して、電気ショックを与える事を求められます。

この電気ショックは回答者が問題を間違えるごとに強くなっていきます。

さらに、回答者に電気ショックを与える事の中止を求められても、中止してはいけないと指示されます。

 

なんとも心が苦しくなる実験ですよね。

あなたなら、どうしますか?

被験者が電気ショックの中止を求めたら、やめますか?

僕もそう思います。

 

しかし、この被験者たちは電気ショックを与える事をやめませんでした。

例え、回答者から中止を求められたとしても。。

 

この実験からは、人は自分の人道的に反していると分かっていても、権威に従うということがわかります。

 

それでは映画「それでも夜は明ける」で「権威」を楽しく学習しましょう!

権威を映画で学ぼう

今回、焦点を当てるこのシーンでも同じことが言えます。

この映画は南北戦争前の映画で、黒人奴隷という言葉が出てきます。

肌の色によって、奴隷になる人、それを所有する人(旦那様)が決められるのです。

今回の主人公は運悪く奴隷になってしまった男が主人公です。

そして、このシーンにおいて、主人公は旦那様に同じ黒人奴隷の背中を鞭で打つ事を命令されます。

黒人はためらいの末、叩きます。

しかし、手加減をするのです。

ただ、それは見抜かれてしまい、もっと力強く打つように命令されます。

躊躇いながらも命令に従い、主人公は仲間を鞭で叩きます。

その背中から血しぶきが出るほどに。

 

 

ミルグラム実験と同じことが起きましたね。

彼も権威に従いました。

例にもれず、私たちも権威に従います。

しかも、その手法はテレビでも使われています。

身近にある権威を盲信せずに、自分の頭で考えることが大事ですね。

 

 

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